高千穂写真ギャラリー「高千穂の夜神楽」(下田原神楽)2008


下田原神楽 平成21年1月17日〜18日 於:高岩公民館(流尾小組担当)

No. 演目 人数 内容 命付 JPG
こびる 15時19分。神庭の飾り付け等、一段落したので3時の食事。
注連おこし(しめおこし) 15時59分。宮へ行く前の儀式
お祓い 16時1分。宮に行く前の儀式
宮へ移動 車で移動。
宮で神事 全員 16時25分頃。今年は、下田原地区のうち「流尾」小組が担当のため、流尾妙見社で神事。



道行き(みちゆき) 流尾妙見社から道行き。途中車で移動し、高岩公民館入り口から高岩棒術保存会の棒術隊を先頭に道行き。

舞入(まいいれ) 17時5分頃。宿に舞い込む。




彦舞(ひこまい) 17時19分頃。猿田彦命が天孫降臨のおのころ島に見立てた桝に乗って四方割りを行う。 猿田彦命(さるたひこのみこと)



太殿(たいどの) 17時30分頃。神楽を行う社を建立する舞。下田原神楽では、「御光屋始め」が太殿の最初の部分として行われた。 久久之遅命(くくぬちのみこと)・金山彦命(かなやまひこのみこと)・迦具土命(かぐつちのみこと)・水波売命(みずはのみこと)




神颪(かみおろし) 18時1分頃。神庭を清めて神を勧請する舞。神颪・鎮守・杉登の3番を「式3番」と言う。日神楽(昼に舞われる短い神楽)では必ず舞われる。 神漏岐命(かむろぎのみこと)【天神】・忍穂耳命(おしほみのみこと)【地神】・中筒男命(なかつつおのみこと)【海神】




鎮守(ちんじゅ) 18時31分頃。神が社に降臨し鎮まり給うことを表現した舞。 大屋津姫命(おおやつひめのみこと)・■(=木+爪)津姫命(つまづひめのみこと)


杉登(すぎのぼり) 2+1 神が神殿に杉を伝わって降臨してくる神楽。途中で入鬼神が入る。下田原神楽は入鬼神に尻付きがつく。 椎根津彦命(しいねつひこのみこと)・菟狭津彦命(うさつひこのみこと)・入鬼神は武御雷命(たけみかづちのみこと)






袖花(そではな) 19時28分。猿田彦命が天鈿女命の袖を引いて導いたことから縁結びの舞と言われる。 天鈿女命(あめのうずめのみこと)・■(=木+爪)津姫命(つまづひめのみこと)・石凝姥命(いしこりどめのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)



神事(しんじ)・感謝状授与式(かんしゃじょうじゅよしき)・直会(なおらい) 19時43分。式三番終了後の式典であるが、時間調整で袖花を挟んだのでこの時間になった。
感謝状が、佐藤光義さんに授与された。20時21分。一礼一拍手でいただきますの後に、観客にもうどんやおにぎりや煮染めなど振るまわれた。
20時44分。高岩公民館長の興梠則夫さんが、刈干切唄と神楽せり唄を歌われた。
下田原地区では、「七貴神」に女性の飛び入りのしきたりがある事と「御神体」でお客さんの何人かを神庭に引きづり込む場合もある事の説明があった。






地固(じがため) 20時48分。国作りや田作りのために土地を堅固にする舞。最後に宝渡しの儀式がある。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)・太玉命(ふとたまのみこと)・五十猛命(いそたけるのみこと)









岩潜り(いわくぐり) 1+4 21時32分。岩間を走る激流の意で、太刀をくぐる舞。上田原地区の子供たちが応援に来てあった。交代で舞っています。 武御雷命(たかみかづちのみこと)・手置帆負命(たおきほひのみこと)・天目一筒命(あめのまひとつつのみこと)・天穂日命(あめのほひのみこと)
















沖逢(おきえ) 22時45分。海原より来る神を招ずる舞。上田原地区の子供たちが応援に来てあった。 天村雲命(あめのむらくものみこと)・思兼神(おもいかねのかみ)・事代主神(ことしろぬしのかみ)・天穂日命(あめのほひのみこと)







10 幣神添(ひかんぜ) 2+1 御幣(ごへい)を持って舞う。高千穂の方言では幣を「ひ」と発音する。下田原神楽では道化荒神が入る。 彦狭知命(ひこさしりのみこと)・手置帆負命(たおきほおひのみこと)・道化荒神







11 住吉(すみよし) 23時47分。海神を讃える讃える神楽。
大綿津見命(おおわだつみのみこと)・中筒男命(なかつつおのみこと)・底筒男命(そこつつおのみこと)・表筒男命(うわつつおのみこと)





12 八鉢(やつばち) 少彦名命が唐国より珍しい宝物や薬草を入手して帰国の途中、嬉しさのあまり船べりを叩いた喜びの舞。
太鼓の上で逆立ちをする。
少彦名命(すくなひこなのみこと)


13 本花(ほんはな) おめでたいご披露の祝いの舞。 天鈿女命(あめのうずめのみこと)・石凝姥命(いしこりどめのみこと)・■(=木+爪)津姫命(つまづひめのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)




よながり 深夜の夜食。
14 弓正護(ゆみしょうご) 弓の神威をもって悪魔を祓う神楽。 月夜見命(つくよみのみこと)・天日鷲命(あめのひわしのみこと)










15 七貴神(しちきじん) 大国主神と子供神6人の合計7人の神が登場し、親神が子供神に舞を教える舞。
下田原神楽では、七貴神の子神に飛び入り女性の参加も認めている。今年度は2人の女性が飛び入り参加となった。このようなしきたりは下田原神楽のみですので、他の地区で参加できないのかとか言わないようにお願いします。
大国主命(おおくにぬしのみこと)と子神六神







16 武智神添(ぶちかんぜ) 「鞭かざし」とも言われる。戦いの準備の舞とも、龍王の舞とも言われる。
弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)・衣通郎姫命(そとほりいいらつひめのみこと)








17 五穀(ごこく) 五穀(米・稗・粟・豆・玉蜀黍)豊饒を祈る神楽。 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・大田命(おおたのみこと)・大宮売命(おおみやめのみこと)・保食神(うけのちのかみ)・大己貴命(おおなむちのみこと)



18 杵舞い(きねまい) 杵を持って舞う。 命付けは不明。
19 御神体(ごしんたい) 3時32分頃。イザナギ・イザナミ2神の国産みの舞。酒こしの舞とも言われる。「下田原神楽では観客を神庭に引っ張り込み酒を飲ませたりする。」とアナウンスされていたが、今年は実際には引きずり込まれた人はいませんでした。最後に餅捲きがある。 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)






20 地割(じわり) 土地の割り替えの舞。「山の神」を神格化した荒神が、密教の三宝荒神と習合して、のちに竈神としての神格が残った。台所で竈祭を行い、舞い込む。最後に荒神問答がある。 須佐之男命(すさのおのみこと)【荒神】・太玉命(ふとたまのみこと)【幣差】・武御雷命(たけみかづちのみこと)【太刀舞】・天児屋根命(あめのこやねのみこと)【神主】・月読命(つくよみのみこと)【弓舞】とあるが、若干人数が違う部分の命付は不明。





21 火の前(ひのまえ) 火伏せ神楽。 命付けは不明。

22 山森(やまもり) 3+2 山の神に願を込めて山産物の豊作を祈り害をなすシシを退治する。正護2+山の神+シシ2の予定が、人数不足で正護1のみだった。 青龍王命(せいりゅうおうのみこと)・赤龍王命(しゃくりゅうおうのみこと)・白龍王命(はくりゅうおうのみこと)・黒龍王命(こくりゅうおうのみこと)・黄龍王命(おうりゅうおうのみこと)=大山祇命(おおやまずみのみこと)


23 大神(だいじん) 荒神の神威を大幣として表し、麻緒の力によって魔祓をして福を招来する祓いの力のこもった願神楽。最後に「三度の拝み」を四方と中央に行う。 矢房八郎拝鷹天神(やぶさのはちろうはいたかてんじん)・道反命(みちのたんのみこと)・伊勢津彦(いせつひこ)








24 芝上げ荒神(しばあげこうじん) 5時33分。2人の荒神が庭先から芝に乗って舞いこむ。めくりには別に「御柴」もあったが、浅ヶ部地区のように外注連を3回回ることも荒神問答も無かった。 命付けは不明。

25 伊勢神楽(いせかぐら) 5時44分頃。岩戸開きを迎える祓いの舞。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)

26 柴引(しばひき) 6時10分頃。天香具山の榊を根ごと抜いて、岩戸の前に飾る舞。 太玉命(ふとたまのみこと)


27 手力男(たぢからお) 6時20分頃。天照大神が天岩戸に隠れているところを探り、天岩戸を開くために思案する舞。 手力男命(たぢからおのみこと)

28 鈿女(うずめ) 6時41分頃。天鈿女命が、天岩戸の前で調子面白く舞った舞。 天鈿女命(あめのうずめのみこと)

29 戸取(ととり) 6時48分頃。手力雄命が天岩戸を開き、岩戸を投げる舞。投げる場所は、「日向の国小戸の檍ヶ原」と「伊勢の国山田ヶ原」が一般的であるが、地区によっては、「信濃の国戸隠嶽」とする地区もある。 手力雄命(たぢからおのみこと)。
戸取りの明神(ととりのみょうじん)とも呼ばれる。





30 舞開(まいぎらき) 7時3分頃。天岩戸が開いた喜びの舞。舞の途中から、日月の鏡を手力雄命が持って舞う。 手力雄命(たぢからおのみこと)。


31 繰下(くりおろし)前半 7時20分頃。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・天村雲命(あめのむらくものみこと)・天日鷲命(あめのひわしのみこと)・天帆負命(あめのほおいのみこと)。
32 注連口(しめくち) 7時36分頃。 入鬼神
31 繰下(くりおろし)後半 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・天村雲命(あめのむらくものみこと)・天日鷲命(あめのひわしのみこと)・天帆負命(あめのほおいのみこと)。

33 雲下(くもおろし) 7時40分頃。神楽33番のフィナーレ。雲から紙ふぶきが舞い落ちる。7時44分終了。 神漏美命(かむろみのみこと)・手置帆負命(たおきほおいのみこと)・太玉命(ふとたまのみこと)・思兼命(おもひかねのみこと)・天児屋根命(あめのこやめのみこと)

神事(しんじ) 最後の神事。神送り。

※下田原神楽は、毎年新暦1月第3土日前後に行われます。あらかじめ日程を確認してください。
※家の中でありますが、戸を開けたままのため、一晩中見るということは、寒さとの戦いです。防寒具を忘れずに。
※下田原地区では、今のところ三脚が禁止されていませんが、他の人に迷惑をかけないように見学しましょう。
※七貴神の子神役として女性を神庭に入れる風習は下田原神楽だけですので、他の地区で何故入れないのか?とか言わないでください。あくまでも地区のシキタリで行われていますので、ご理解ください。
※時間はあくまでも平成20年度のデータです。平成21年度は「南」小組で行われる予定ですが、神社までの距離なども異なりますので何時に何があるのかは不明です。
※今年は流尾地区が担当でしたが、来年以降は、「南→広福→北小糸→南梶原→染野→南小糸→宮尾野→釜石→梶原」まで決定しています。
※平成20年度は、ほしゃどんのご家族に不幸があって参加できないほしゃどんが複数おられたので、上田原地区の小中学生を中心に応援に来ていただいて33番を行いました。


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