高千穂写真ギャラリー「高千穂の夜神楽」(河内神楽)


河内神楽 平成17年1月8日〜9日 於:吉田孝子氏宅

No. 演目 人数 内容 命付 JPG
宮で神事 熊野鳴滝神社で御神体を神輿にのせて、奉仕者は御祓いを受ける。

道行き(みちゆき) 熊野鳴滝神社から歩いて神楽宿へむかいます。(年によって遠い地区の場合は自動車で移動します。)
舞入(まいいれ) 外注連は回れる構造ではないので、そのまま宿に舞い込む。
彦舞(ひこまい) 猿田彦命が天孫降臨のおのころ島に見立てた桝に乗って四方割りを行う。※河内地区では東西南北の順番である。 猿田彦命(さるたひこのみこと)
神降(かみおろし) 神庭を清めて神を勧請する舞。鎮守・神颪・杉登の3番を「式3番」と言う。日神楽(昼に舞われる短い神楽)では必ず舞われる。 神漏岐命(かむろぎのみこと)【天神】・忍穂耳命(おしほみのみこと)【地神】・中筒男命(なかつつおのみこと)【海神】
鎮守(ちんじゅ) 神が社に降臨し鎮まり給うことを表現した舞。普通2人舞いであるが、この年は小学生4年生と5年生の4人で舞った。 4人鎮守の命付は、不明。
杉登(すぎのぼり) 2+1 神が神殿に杉を伝わって降臨してくる神楽。途中で入鬼神が入る。尻付きあり。 椎根津彦命(しいねつひこのみこと)・菟狭津彦命(うさつひこのみこと)・入鬼神は武御雷命(たけみかづちのみこと)

式典 式3番終了の神事
地固(じがため) 国作りや田作りのために土地を堅固にする舞。最後に宝渡しがある。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)・事代主命(ことしろぬしのみこと)・太玉命(ふとたまのみこと)・五十猛命(いそたけるのみこと)


武智神添(ぶちかんぜ) 戦いの準備の舞。小学5年生6年生の男女児童が4人3セットで舞った。 4人武智神添の命付けは不明。

住吉(すみよし) 河内地区では、火伏の神楽といわれている。
岩潜(いわくぐり) 岩間を走る激流の意で、太刀をくぐる舞。帯は安産祈願。 武御雷命(たかみかづちのみこと)・手置帆負命(たおきほひのみこと)・天目一筒命(あめのまひとつつのみこと)・天穂日命(あめのほひのみこと)




弓正護(ゆみしょうご) 弓の神威をもって悪魔を祓う神楽。最後に宝渡しの儀式がある。 月夜見命(つくよみのみこと)・天日鷲命(あめのひわしのみこと)

10 幣神添(ひかんぜ) 御幣(ごへい)を持って舞う。高千穂の方言では幣を「ひ」と発音する。河内地区では、上野・田原系統なので、道化荒神が入るが、この年は無かった。 彦狭知命(ひこさしりのみこと)・手置帆負命(たおきほおひのみこと)。

11 本花(ほんはな) おめでたいご披露の祝いの舞。 天鈿女命(あめのうずめのみこと)・石凝姥命(いしこりどめのみこと)・■(=木+爪)津姫命(つまづひめのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

12 山森(やまもり) 7+1 龍神の舞。青龍・白龍・赤龍・黒龍・黄龍の五王尊が、鹿の皮を取ってきて太鼓を作る時の舞。河内地区は外から舞いこむ。幣挿し・太刀2・弓・山ノ神・女神・シシとシシ追いの勢子(道化荒神)。河内地区では「山森の口」というめくりがあり、入場の行列と思われる。「地割」のかまどからの舞い出しの代わりではないか?と思われる。 青龍王命(せいりゅうおうのみこと)・赤龍王命(しゃくりゅうおうのみこと)・白龍王命(はくりゅうおうのみこと)・黒龍王命(こくりゅうおうのみこと)・黄龍王命(おうりゅうおうのみこと)=大山祇命(おおやまずみのみこと)


13 御神体(ごしんたい) イザナギ・イザナミ2神の国産みの舞。酒こしの舞とも言われる。今年は本物の日本酒をガブガブ飲んであった。 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)





中入れ 夜食
14 太刀神添(たちかんぜ) 武御雷神の戦いの舞。 4人の太刀神添の命付けは不明。

15 五穀(ごこく) 五穀(米・稗・粟・豆・玉蜀黍)豊饒を祈る神楽。 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・大田命(おおたのみこと)・大宮売命(おおみやめのみこと)・保食神(うけのちのかみ)・大己貴命(おおなむちのみこと)

16 沖逢(おきえ) 海原より来る神を招ずる舞。 天村雲命(あめのむらくものみこと)・思兼神(おもいかねのかみ)・事代主神(ことしろぬしのかみ)・天穂日命(あめのほひのみこと)

17 地割(じわり) 竈から舞い出す。幣挿し・太刀2・弓1・荒神の5名。この年は問答は省略された。

18 柴引(しばひき) 天香具山の榊を根ごと抜いて、岩戸の前に飾る舞。 太玉命(ふとたまのみこと)
19 伊勢(いせ) 岩戸開きを迎える祓いの舞。 天児屋根命(あめのこやねのみこと)
20 手力男命(たぢからおのみこと) 天照大神が天岩戸に隠れているところを探り、天岩戸を開くために思案する舞。 手力男命(たぢからおのみこと)
21 鈿女(うずめ) 天鈿女命が、天岩戸の前で調子面白く舞った舞。御幣は岩戸幣の横冠を使っていた。 天鈿女命(あめのうずめのみこと)
22 戸取(ととり) 手力雄命が天岩戸を開き、岩戸を投げる舞。河内地区では、投げる場所は、「信濃の国戸隠嶽」と「日向の国小戸の檍ヶ原」と言っていた。 手力雄命(たぢからおのみこと)。
戸取りの明神(ととりのみょうじん)とも呼ばれる。

23 舞開(まいぎらき) 天岩戸が開いた喜びの舞。 手力雄命(たぢからおのみこと)。
24 繰下(くりおろし) 内注連で舞う。入鬼神。
三田井地区の繰下しと注連口が合体した形。
天児屋根命(あめのこやねのみこと)・天村雲命(あめのむらくものみこと)・天日鷲命(あめのひわしのみこと)・天帆負命(あめのほおいのみこと)。
入鬼神




※河内神楽は、毎年新暦1月第一土日前後に行われます。
※建物の中でありますが、戸を開けたままのため、一晩中見るということは、寒さとの戦いです。防寒具を忘れずに。
※三脚は端か後ろのみ可。
※平成16年度は33番のうち24番が舞われました。
※平成16年度は宿の構造の都合で「西の北より」の場所に太鼓が座りました。


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